はじめに
Blenderでのマテリアル作成や背景デザインに時々必要になってくるシームレスなテクスチャ画像ですが、自分で用意しようとすると面倒なことが多いです。
そこで最近アップデート(2025年前半時点)されたChatGPTの画像生成機能を使えば、テキストの指示だけでシームレスなテクスチャ画像を手軽に作ることができます。
本記事では、ChatGPTを使ってBlender向けのシームレステクスチャを生成する際のポイントと、実際のプロンプト例を紹介します。
なお記事タイトルにはBlender用とありますが、他の3DCGソフトでも、ゲームエンジンでも使える内容だと思いますので、応用してご活用ください。
ChatGPTでシームレステクスチャを作るには
ChatGPTの画像生成機能は、日本語での指示にも対応しています。
以下の点を意識してプロンプトを作成することで、Blenderに適したシームレステクスチャを生成しやすくなります。
プロンプトに含めるべき要素
必須項目
- シームレスであることを必ず明記する(例:「シームレスなテクスチャ」「継ぎ目のない模様」など)
- 正方形の画像として生成するよう指示する(例:「正方形の画像」)
任意の内容
- 描かれてほしいものを具体的に書く(例:「木目」「石畳」「金属の錆」など)
- テイストや質感を指定する(例:「リアル」「イラスト風」「手描き風」など)
- 用途や目的を書くことでイメージが明確になる(例:「背景に使う」「ゲーム内の床素材として」など)
- シームレスの方向を限定したい場合は、「横方向だけシームレス」「縦方向だけ繋がる」などと記載する
参考例
以下に、実際に出力してみた例を掲載します。

Blenderで使用するシームレステクスチャを作成してください。
以下の内容に沿った画像を作成してください。
・縦横がシームレスになっているテクスチャ画像
・正方形の画像
・土の地面のテクスチャ
・所々草のような緑色が混じっている
・実写のようなテイスト
・地面のメッシュに貼るテクスチャとして使用します。
【地面に5×5で並べてみた例】

また、ノーマルマップも出力させようと思えば出力できるのですが、これは微妙に見ると異なっているので、ちゃんとした精度を期待する場合には使えません。なんちゃっての凹凸感を出すくらいにはいいかもしれませんね。

まとめ
ChatGPTの画像生成機能を使えば、Blender向けのシームレステクスチャを簡単に作成できます。
プロンプトの内容次第で得られる画像や用途・適性が変わるため、今回紹介したポイントを参考に、用途に合ったテクスチャを生成してみてください。
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