目次
はじめに
Blenderでは、Pythonスクリプトを使うことで作業を自動化したり、細かい処理を一括で実行したりすることができます。本記事では、Blenderでスクリプトを使うための基本的な方法を初心者向けに解説します。記事中の他のスクリプト紹介記事では、本記事へのリンクを「スクリプトの使い方はこちら」として案内することができます。
Blenderでスクリプトを使うとは?
Blenderは内部でPython言語を使用しており、あらゆる操作や設定がスクリプトで制御可能です。
- 頂点グループの一括削除
- マテリアルの一括置き換え
- モディファイアの自動設定 など
これらの操作はすべてPythonスクリプトによって行うことが可能です。
スクリプトエディタの開き方
- Blenderを起動
- 上部の「+」タブ(エリア分割)から任意のウィンドウを新しく作成
- ワークスペースを追加の全般から「Scripting(スクリプト作成)」を選択

スクリプトの貼り付けと実行方法
- テキストエディタを開いたら、上部の「新規」ボタンを押して新しいテキストデータを作成します。

- 使用したいスクリプトをテキストエディタに貼り付けます。
- 自分で用意したスクリプトでも、本サイトで紹介しているスクリプトでも問題ありません。
- 1.で新規を押した箇所に文字列が入力できますが、これはスクリプトの名前を指定できます
- これは機能を端的に説明する名前をつけておくといいと思います

- 上部の「スクリプトを実行(Run Script)」ボタン(▶)をクリックすれば、スクリプトが実行されます。
- ショートカットキー
Alt + P
からも実行可能です。
- ショートカットキー

カスタマイズと保存(自作スクリプト管理法)
一度作成したスクリプトは、Blenderの.blend
ファイルに保存されるだけでなく、外部テキストファイル(.py
)として保存しておくことで再利用がしやすくなります。
- テキストエディタ上部の「テキスト」>「名前を付けて保存」で保存
- 保存先を指定して
.py
形式で出力 - 次回以降は「開く」で呼び出して使用可能
まとめ
Blenderでスクリプトを使えるようになると、手間のかかる作業を一瞬で終わらせることが可能になります。
本記事をブックマークしておくことで、他のスクリプト紹介記事との連携がスムーズになります。
スクリプトの具体的な活用例は、以下の記事も参考にしてください:
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